令和6年度の移住者交流会は「HATAKE Meeting」として、福島市内の畑や生産者さんを知り繋がっていただくための交流会を開催しています。

今回の畑は、大笹生地区のフルーツライン沿いにある「まるえ観光果樹園」の果樹畑。夏の果物「桃」と秋の果物「梨」の両方を収穫できる奇跡的なタイミングでの開催となりました。
台風の影響で雨が心配されましたが、当日は晴天、そして猛暑！嬉しいやら悲しいやら、参加者の皆さんは無事来ていただけるだろうかと心配していましたが、ほぼキャンセルもなく集まっていただきました。
沖縄や関西など遠方から転入された方や、10数年の二地域居住を経て遂に福島市へ移住された方、福島市で畑をやる為に移住された方など、今回も多様な顔ぶれの交流会です。

手がかかり、日持ちもしない、繊細さん

ザラザラとした手触りでしっかりめの皮、そしてずしりと重い「梨」。正直、果物界ではNo.1くらいに強靭な耐性を持つ果物と勝手に思っていました。
しかし、まるえ果樹園の本田さんによると、「梨は桃よりも断然一番手がかかる。日持ちがしないわりに、外から悪くなっているかどうかが分からないから、実はやっかいなんだよ。」とのこと。

梨畑は背丈が低く、150cm台の身長でも少し腰をかがめないと、たわわに実る梨の実が、容赦なくごつごつ頭に当たってきます。
自分の頭よりも梨の実を傷つけないよう気を付けながら、本田さんから与えられたミッション「小ぶりで黄色めの実」を、参加者みんなで収穫しました。

小さなお手伝いさんも、腰をかがめて抱っこするパパの頑張りにより無事収穫！収穫した梨も頑張ってコンテナまで運んでもらいました。

もう少しで収穫が終了！というところで、雲行きが怪しくなり、突然の雨。
急遽、本田さんの判断で梨の収穫を終了し、ビニールの屋根で覆われるブドウ畑へ避難。雨が止むのを待って、次の畑へ。

コアなファンの多い貴重な「桃」たち

福島の代表的な桃で圧倒的な人気を誇る「あかつき」が終わり、あまり馴染みのない品種が続く桃シーズン後半。しかし実は桃農家さんが選ぶ「推し桃」第１位がこの時期に収穫される「ゆうぞら」なのです。なめらかな食感が絶妙と評判。収穫期が台風シーズンということや、生産自体が難しく上級者向けであることから生産者が少なく、外にあまり出回らない貴重な品種。台風が次々と発生する合間を縫って、交流会で収穫できるのは本当に貴重な機会でした。
※品種については「ふくしま桃図鑑」で↓↓↓↓

そんな珍しい桃と、すでに収穫のピークが過ぎ、店頭では入手不可能な「まどか」を収穫。今や「あかつき」を凌ぐ勢いで人気急上昇中の「まどか」をこの時期に食べられるなんて！という声も上がっていました。

「これだ！」と思う桃を選んで収穫した後は、今後の雨に備えてブドウ畑で試食タイム。
「桃の正しい剥き方は？」「皮のまま食べてもＯＫ？」など、どんな質問にも丁寧に答えていただく本田さんのお話はどれも興味深いものばかり。たまたま雨の為試食会場の畑となった、シャインマスカットなどブドウ栽培についても、栽培の苦労やブドウの形の秘密など、生産者ならではのお話を聞くことができました。

参加者の皆さんからは、
「果樹園の方が快く迎えてくださり、ありがたかった。果樹園の中を回って、梨、桃、違う果物を収穫できたのも良かった」
「体験もお話も風景もすべて満足！」
「家族みんなで楽しめた。果樹園ならではのお話も聞けて面白かった。」
など嬉しいお声が。
暑さや雨にも関わらず、果樹畑での時間を楽しんでいただけたようで、スタッフ一同も一安心です。

今後も、定期的に移住者交流会を開催していく予定です。
移住した方だけではなく、福島市への移住を検討されている方も参加いただくことが可能です！
開催の予定については、移住応援サイト「ふくがましまし」や福島市公式LINEなどで発信していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

＜過去のイベントレポートはこちら＞
▶【R5年度移住者交流イベントレポート】「第１回移住者交流会～ふくしまつながり交流会＠大波～
▶【R5年度移住者交流イベントレポート】「第3回移住者交流会～ふくしまつながり交流会＠飯坂・茂庭～」
▶【R5年度移住者交流イベントレポート】「第４回移住者交流会～アップルホリデイ農作業体験×ふくしまつながり交流会～」

福島市では「移住ワンストップ相談窓口」を開設していて、移住のことなら何でも相談を行っています。
支援制度のこと、住まいのこと、子育てのこと、地域のことなど、移住のことなら何でもご案内します。
窓口、お電話、メール、オンラインにて対応しています。

都内でほぼ毎月「出張移住相談会」も開催中！
最新のイベント情報は、下記ＨＰから。