【福島の食文化Vol.3】市民にお馴染みのご当地グルメ「円盤餃子」
福島市の食文化をご紹介するシリーズ、今回ご紹介するのは福島を代表するご当地グルメ「円盤餃子」です。
「円盤餃子」という名前の通り、丸いフライパンの形に合わせ餃子を並べて焼き、そのままひっくり返した円盤型の餃子。薄い皮で野菜がたっぷり入った餡を包んだ餃子は、焼きあがると外側がパリッと、中がジューシーなのが特徴です。キツネ色にこんがりと焼かれていて食欲をそそります。
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円盤餃子の歴史
戦後、戦災の被害が少なく都市機能が残されていた福島市の闇市で満州からの引き上げ者や復員してきた方々が、生活のために飲食業を始めたことがきっかけで広がりました。フライパンで1度により多くの餃子を焼くために円盤状に並べて焼き上げ、そのまま皿にひっくり返して提供するようになりました。その独特の形状から「円盤餃子」と呼ばれ、定着していったといいます。
「いかにんじん」と共に、文化庁の食文化機構醸成事業「100年フード」にも認定されている、福島市民にはおなじみで、広く愛されるご当地グルメです。
市内には円盤餃子の店が多数
市内には50年以上の歴史を持つ餃子店が多く、行列ができる人気店もあります。福島の円盤餃子は、野菜がたっぷり、ボリューム満点でありながら、皮が薄く軽い食感。一皿20~30個と数が多いのですが、小ぶりなサイズで食べやすく、どんどん箸が進み、意外にもあっという間に食べきれてしまうんです。
昔は、サラリーマンが仕事帰りに餃子でお酒を飲み、疲れを癒していました。働く人の仕事終わりのお楽しみ、「明日の活力」を提供することが円盤餃子の原点。夕方から営業する店が多いのはそのためです。
ランチやテイクアウトでも楽しめる
現在は食卓に並ぶほど、円盤餃子は女性や子どもにも愛されています。最近はランチタイムに営業するお店や、テイクアウト出来るお店も増えました。
またご家庭で作る餃子もフライパンに円盤状に並べて焼けば、簡単に円盤餃子が楽しめます。隙間なくギッシリと並べて焼くのがコツですよ。
福島市内には円盤餃子を提供するお店が多数ありますので、ぜひ美味しい円盤餃子を味わって下さいね。
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