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【福島の食文化】 Vol.1 100年フードにも認定!郷土料理「いかにんじん」

日本各地の「ご当地名物」を探っていくのは楽しいものですよね。福島市にも郷土料理や食文化がたくさんあります。そこで何回かにわたり、福島の食文化をご紹介していきます。今回ご紹介するのは、寒い季節の定番である郷土料理「いかにんじん」。いかにんじんは今年、文化庁の食文化機構醸成事業「100年フード」にも認定されました。

郷土料理というと古臭さいと思う方もいるかもしれませんが、食の安全性やトレーサビリティが注目される今、スローフードの代表格である郷土料理は安全性だけでなくダイエットの観点からも再注目を浴びています。素材の旨みを活かしたいかにんじんも、まさにそんな料理。とっても簡単なので、レシピとともにご紹介しますね。

福島発祥の郷土料理「いかにんじん」

「いかにんじん」とは、その名の通り「するめいか」と「にんじん」を、シンプルに醤油・酒・みりんで味付けした”漬物”です。
味付け・材料共にシンプルですが、これがとてもクセになる美味しさで「無限に食べられる最高のおつまみ」「福島の絶品おかず」「バクバク旨い!最強惣菜」「無限にんじん」などと、食べた人々の心を掴む自慢の料理です。

いかにんじんは今の時代に求められるスーパーフード

いかにんじんにはいくつもの魅力があります。

1,低糖質・低脂質・低カロリー…材料はスルメと人参、調味料も醤油と酒とみりん。低糖質で低脂質のスローフード
2,ポリポリ食感とかみ応え抜群…生人参をサラダ感覚で食べられて、少量でも満足感があり、食物繊維も豊富
3,無添加…いかの旨みが活かされ、使う調味料も最低限
4,時短料理…材料を切って調味料で和えるだけなので、短時間で大量に作って保存できる
5,ご飯にもお酒にも合う…タッパーなどに入れて冷蔵庫で保存をしておけば、困った時の「もう一品」に

冷蔵庫などなかった時代の先人が知恵と工夫でつくった冬の保存食「いかにんじん」。便利な時代となった今でも、いつでも安価に手に入る人参と天然だし豊富なするめを使って簡単に作れるこの料理は、一周回って今の時代に求められるスーパーフードなのです。

砂糖を使わない「いかにんじん」のレシピをご紹介

福島の家庭料理であるいかにんじんは、その家庭によって様々な作り方がありますが、今回は「シュガーフリー」を意識して、砂糖を使わないレシピをご紹介したいと思います。

材料

  • 人参(中2本)/するめいか(20g程度)/醤油(150cc)/水(150cc)/酒(大さじ2)/みりん(大さじ2)

作り方

1、するめを5センチ程度の細切りにし、数時間〜一晩ほど日本酒に漬ける

2、にんじんをするめと同じぐらいのサイズに千切りにする
3、調味料を全て合わせる

4、調味料を全て鍋に入れてさっと煮立たせ、にんじんとするめと合わせる(1で漬けた酒を使うと更に旨味アップ)
4、半日ほど味をなじませたら、できあがり!

お酒のつまみにしたい場合は、つけ汁の熱いうちにお酒少々を振り入れるとさらに風味が増しますよ。

福島市内にはいかにんじんが食べられる店がありますし、スーパーなどでも販売されています。福島市にお越しの際には、ぜひ「いかにんじん」を食べてみてくださいね。

福島駅近くでいかにんじんが食べられる店はこちら▼


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