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【移住後、地元企業に就職した方の声】宮内 一弥さん

2020年移住
移住元 愛媛県

ほどほどな街なのがちょうど良い!立地最高の田舎。

愛媛県の松山市で、教師のご両親の元、生まれ育った宮内さん。
4年前にご家族の元を離れ、単身で福島市に移住してきました。
現在は、移住前からの趣味である、バイクとカメラを更に極め、福島での生活を大満喫されています。
移住を決意してから現在に至るまでのお話、そして将来の展望についてお伺いしました。

Q.福島への移住のきっかけを教えて下さい。

20代半ばから、フリーランスで活動していたんですが、4年前は松山市に本社がある会社で契約社員として働いていたんです。10年ほど在籍していたので、正社員のお話も何度かいただいたんですけど、このまま正社員になるのも何だかなぁ~と迷いがありまして。
当時は幸いなことに、自分が抜けてもチームとしては問題なさそうな体制が整っていたので、思い切って契約を更新しないことに決めました。
ちょうどその時期に、上の娘が福島市の大学に興味があるとのことで、福島市に注目し始めたんです。
仕事では郡山市には何度も足を運ぶ機会がありましたけど、福島市は仙台市に向かう時の通過点。でも、考えてみたら、福島市には仕事で良くやり取りをしているお得意先の企業さんがあるなと思い出したんです。

Q.就職先はどのようにして決めたのですか。

早速、当時の派遣先の社長に契約は更新しないこと、福島に行きたい旨を説明し、許可を得てから、福島市の(現在在籍している)会社の部長に相談しました。その後、採用試験や面接を受けた上で内定をいただいた流れです。相談してから採用までとてもスピーディーに対応いただき助かりました。
福島には他にも多くの企業がありますが、全く知らない会社よりは、知り合いも多く、これまでのやり取りで信頼できる会社の方が安心感がありましたので、他の会社に就職することは考えていませんでしたね。もし不採用だったら、福島移住は断念していたかもしれません(笑)

Q.IT業界で働こうと思ったきっかけを教えてください。

中学生の頃、父が買ってきたパソコンで遊んでいたら、だんだんパソコンに詳しくなったんです。高校の学園祭で音楽の自動演奏のシステムを見様見まねで作ったりして。
大人になって、バイトで警報機の現場合わせのプログラムに携わり、意外と周りは知識がないんだな~と。これは儲かるかも!と思ったのがきっかけです(笑)
そこからは、派遣先は複数変わっていますが、この道1本ですね。


Q.移住すると決めてからの周りの反応はいかがでしたか。

家族には「えぇ~~~?!」と驚かれましたね。なんせ、西日本の人間にとったら東北地方は秘境みたいなもんなんです、未知の世界なんですよ(笑)
愛媛の会社の社長には「おぉ~仕方ない。ええよ!」と意外とあっさりの反応でした(笑)
現在も立ち位置は変わりましたけど、付き合いはありますので、仲良くやらせていただいてます。
転職先(現在在籍している会社)では「え?愛媛からはるばる本当に来るの?!」って話題になったみたいです。はい、本当に来ちゃいましたっていう。(笑)あたたかく迎えていただいて、快適に働かせてもろてます。

Q.実際に移住を決めてから引っ越すまでの期間はどのくらいでしたか?

約一ヶ月です。会社に面接を受ける日に、市役所の定住交流課にも相談に行って、前々からインターネットで目星をつけていた物件も内見してと、スムーズでした。
引越しも、基本的には現地調達するつもりで自家用車に積めるだけの荷物で身軽に来ましたね。

Q.住まい探しはどのようにして決めましたか。

当時は福島市のこともあまり知らなかったので、駅近で、ある程度お店が揃っている所と、もし娘が大学に通う場合も近い所が良いなということで、大学が通いやすいエリアで選びました。学生が多い所だと、リサイクルショップでも家具や電化製品、小物も揃っているから便利ですね!
余談ですが、賃貸物件は結構空きが多い印象ですね。愛媛と比べると思ったより相場は高めかなと。逆に家や土地を購入する場合は安いなと思いました。

Q.実際に住んでみていかがですか。

とても快適です!とにかく交通の便が良い!東京も仙台も新幹線ですぐ行ける。素晴らしいですね!
地元の人は、田舎だ、駅がぱっとしないとか言いますけど、普段生活する上では支障ないですし、自分にとってはそのくらいが調度良いです。
そしてバイク乗りとしては、県道の山道が整備されていてびっくりしました。狭くてボコボコの道やろうと思ってたのに、良い意味で裏切られました。四国や広島では信じ難いくらいの走り心地の良さです。
福島の人は何でもっと地元良さをアピールしないんだろうと思います。本当に良い所がたくさんあるのにもったいない!

Q.福島に来て驚いたことはありますか。

京都と似た気候とは聞いていたので、盆地の暑さも寒さもある程度覚悟はしていましたが、雪があんなにもすべるとは予想していませんでした。
京都は粉雪が多いので凍ることはないのですが、福島はぼたん雪が溶けてそのまま凍る感じですね。雪が多い時期は要注意です。
あとは、山の稜線(頂上から頂上とを結ぶ尾根。山の端の部分)がはっきりと見えることも感動しました。四国では境界線がぼんやりしてたんですよ。バイクで走っていて視界に入ると気持ち良いですね!

Q.福島での生活について教えてください。

バイクのオフシーズン(雪)以外は、時間の許す限りバイクを走らせています。浄土平が特に気に入りのスポットです。
オフシーズンは、ビールを片手にバイクを磨くことが休日の日課になりつつありますね。
そして松山で一緒に写真活動していた10年来の友人が仙台に転勤になり、また活動を再開しました。友人に紹介してもらって撮影することが多いです。松山では、ミスコンやアイドル活動をしている女性から撮影をお願いされることが多かったのですが、福島ではそういった活動をしている方って少ないのかな?まだまだ自分の知名度が低いということですかね。(笑)

宮内さんが撮影した写真

Q.職場の雰囲気はいかがですか。

自治体をメインにしている会社だけど、お堅い感じもなく和やかな雰囲気です。
考え方が都会っぽい感じの印象を受けました。
入社して4年目となりますが、現在は幅広い分野の作業を任されておりまして、現場での作業も多いので、なかなか職場でゆっくり出来る機会もないのですが、とてもやりがいのある仕事だと思います。これまで経験してきたような長時間労働もなく、1ヶ月単位の時間外労働も少な目なのでプライベートの予定が立てやすいところも良いですね。
社内には同じバイクを趣味とする仲間もいるので、「バイク部」と称して不定期に活動もしています。一人で走ると、どうしても目的が曖昧になって達成感を見つけられなかったりするんですが、仲間との活動は、目的のものを食べたり、景色の話をしたりと、一人の時とは違った楽しみがあるから楽しいんです。

Q.福島に住んで心境や体調の変化はありましたか。

はい、まず太りました。ご飯もお酒もおいしくて(笑)
自分から餃子を食べることってなかったんですけど、円盤餃子おいしいですね。今は家でも焼いてます。
スーパーに置いてある魚もマグロだったり金目だったりメヒカリだったり。生のニシンも初めて見ました。松山ではブリやハマチを多く見かけましたけど、そういった違いを見つけるのも楽しいですね。
食べ物にお金を掛け過ぎたので、出費も多めです。
バイクも目的によって使い分けたいので、思い切って2台目を買うてしまいまして。
健康に気を付けて、仕事も趣味も楽しみたいなと改めて思っています。

Q.今後の計画を教えてください。

下の娘が社会人になったら、嫁さんも福島に移住したいと言ってくれているので、福島に家を買って夫婦で落ち着ければと考えています。夫婦でお気に入りのスポットを巡ったり、おいしいものを食べたりするのが楽しみです。

Q.移住を考える方へメッセージをお願いします。

こんなええところはありません!
実際に来てみないとわかりませんので、ぜひ一度遊びに来てください。

まとめ

福島を満喫されている宮内さんのお話、いかがでしたか。
住み慣れてしまうと当たり前に感じてしまうことがたくさんありますが、交通の便、食べ物やお酒のおいしさ、景色、道路の状態など、恵まれている場所に住んでいることに気づかされました。経験豊富で色々な場所に引っ越し経験がある方からのお墨付きの言葉は、自信になりますね。
もっともっとたくさんの人に市の良さを知ってもらえるよう、これまで以上に様々な情報を発信し盛り上げていきます。


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