福島弁ってどんな言葉?福島の方言ガイド
地域の日常の言葉である方言、福島の方言には濁る言葉が多く「がぎぐげご」がよく登場します。抑揚が少なく、疑問形でないのに問いかけるように語尾が上がることが多いのが特徴で、語尾に「~だっぱい」「~だべした」などのような変化も加わります。
中にはかわいらしい表現もあるので、福島に住んだらぜひ福島弁をマスターしてくださいね。
福島弁いろいろ
まずは代表的な福島の方言を紹介します。
こちらは一般社団法人福島市コンベンション協会が作成している「福島弁辞典」。福島で使われる主な方言が紹介されています。みなさん知っているものはありますか?
「おばんです(こんばんは)」、「はらくっち(おなかいっぱい)」、「さすけねぇ(差し支えない)」など、聞くとほっこりした気持ちになれる福島弁。言葉を知ることは、その地域での豊かな人間関係を築く手段にもなりますね。
福島弁の語尾の変化
イントネーションや微妙なニュアンスを表現することは難しいですが、語尾を変化させると、ぐっと福島弁らしくなります。
よく使われる語尾の変化を紹介します。
① はぁ~
ほとんどの福島人が無意識に使っている感嘆詞。
例)「いっぱいくったがらはらくっちはぁ~」
訳→たくさん食べたからお腹いっぱいだよ
② …で!!
強い断定で使われますが、少し乱暴な印象を与えてしまうかもしれません。
例)ちがうで!!
訳→ちがうよ!!
③ …ない
否定の意味ではなく「~ね」といった終助詞として使います。
例)あづいない
訳→あついね
例)ありがとない
訳→ありがとう
④ …べした
お馴染みの福島弁のひとつ。「~だよね」といった意味ですが弁解のニュアンスも含みます。
例)ほだことゆってね~べした
訳→そんなこと言ってないでしょ
同意や共感の「だから」
私が福島市に住んでみて、個人的に最も違和感を感じたのは「だから」の使い方です。
本来は接続詞である「だから」を、福島では同意や共感の意味で使うことが多いのです。
例)「福島の桃は本当に美味しいよね」
「だから!」
「だから何?」と言われているようで、否定されているように感じてしまうのですが、実際は「そうだよね~!」「分かる~!」のような同意や共感のニュアンスで使われているのです。
私は慣れるまで「だから!」と言われるたびにビクッとしていました。
いかがでしたか?
優しい雰囲気で、温かみのある方言。まずは「~だべ」や「~だべした」など、語尾を変えるだけでも、福島弁らしさが出ますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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